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REIT分配金の振込!3492タカラレーベン不動産投資法人(2021年8月期分)第7期運用報告をレビューします。


最近投資をしていて、REITを購入しようか検討している。
REITを調べていたら、タカラレーベン不動産法人の商品を見つけた。
タカラレーベン不動産法人の直近の分配金や運用成績はどうなっているのだろう。

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私は現在社会人6年目のサラリーマンで、株や投資信託への投資歴は5年になります。

本記事で紹介するREIT「タカラレーベン不動産法人(証券コード:3492)は保有期間が1年経ち、今回が2回目の分配金の振込です。

第7期(2021年3月1日~2021年8月31日)の運用による分配金や資産運用状況について解説していきます。

✓本記事の内容

  • 2021年8月期(第7期)の分配金
  • 第7期の運用状況
  • 今後の展望
  • REIT投資のおすすめ証券2選

2021年8月期(第7期)の分配金

2021年11月上旬に自宅のポストに下の写真の封筒が投函されていました。

私が保有しているREIT銘柄「タカラレーベン不動産法人」からの案内です。

中身は分配金額の提示と、第7期資産運用報告書です。

気になる分配金はというと・・・

1口=3,156円でした。(税引き後は2,516円)

事前に公表していた予想額3,100円より56円上回った配当です!

このREITを購入したSBI証券のHPで確認すると2021年11月12日付けで分配金が私の証券口座に振り込まれていることを確認しました。

素直に嬉しいです。

定期的に分配金があると投資をするモチベーションアップに繋がりますね。

保有している株式や投資信託が値上がりして含み益で増えているのはもちろん嬉しいのですが、それはまだ暫定的な利益なわけで・・・

REITの分配金や株式の配当金で定期的に利益を確定して振り込まれるインカム利益は私的に精神衛生上良い投資法です。

ただ、インカムが安定していても保有している価格が値下がりしてしまっては本末転倒なので、キャピタルもインカムも両方狙える商品を買うようには気を付けないといけませんね。

少し話が脱線してしまいましたが、今回紹介する「タカラレーベン不動産法人」は私が保有してから値上がりし、分配金も安定して分配している優良REITであると思います。

本REITの直近の運用状況について以下で紹介していきます。

第7期の運用状況

成績:第5期、第6期よりも好成績で着地

本投資法人は半年ごとに運用成績を纏め公表しています。

第7期(2021年3月1日~2021年8月31日)の利益については以下のとおりです。

営業利益1,843百万円、経常利益1,621百万円、当期純利益1,563百万円

第5期から比較すると2期連続で増益という好成績です。

期別 第3期 第4期 第5期 第6期 第7期
営業利益 1,760 1,912 1,611 1,702 1,843
経常利益 1,620 1,707 1,399 1,500 1,621
当期純利益 1,619 1,706 1,399 1,476 1,563

※単位は百万円

ポートフォリオ:4大経済圏のオフィス投資が中心。

REIT運用会社は戦略的に運用対象不動産の用途や保有する地域を選別して運用していきます。

用途とは投資対象の不動産の使用目的のことです。

具体的に示すと①住宅②オフィス③ホテル④商業施設⑤物流倉庫の5つがあげられます。

新型コロナウイルスの影響により、③ホテルの需要は大きく落ち込んでいます。

また、テレワークや巣ごもりにより②オフィスや④商業施設の需要も都市部を中心に落ち込んでいます。

地域とは投資対象の不動産が存在するエリアのことです。

具体的に地域を分類すると東京経済圏、名古屋経済圏、大阪経済圏、福岡経済圏、その他地域です。

投資対象の用途や地域の配分状況(ポートフォリオ)がそれぞれのREITで異なり、これが運用成績を左右するひとつの要因です。

では、タカラレーベン不動産法人のポートフォリオを見てみましょう。

用途別ではオフィスが54.3%、住宅が15.2%、ホテルが10.9%、商業施設その他が19.6%という状況です。オフィス中心の投資ですね。

地域別では東京経済圏が46.2%、名古屋経済圏が9.8%、大阪経済圏が13.8%、福岡経済圏が5.2%、その他地域が25.1%となっています。

運用報告書によると・・・

オフィスについては新型コロナウイルスの影響で東京・名古屋・大阪の空室率は上昇傾向にあるものの、経済活動の再開により回復する見込み。

住宅については新型コロナウイルスの影響は限定的で安定して推移。

商業施設については小売業販売は減少したが、生活密着型の商業施設は業容が底堅い。

ホテルについては先行きが不透明。

第7期ではこうした状況を踏まえ、新型コロナウイルス禍でも安定的に収益を得る目的で「住宅や底地」を中心に新規で不動産を取得したようです。

また、アフターコロナの増収を見据えて、オフィスや商業施設も継続的に取得しています。

今後の展望

第7期ではコロナ禍にも関わらず、しっかりと好業績を出してくれました。

コロナ禍を見据えて、コロナの影響の少ない住宅を積極的に取得し、商業施設も地方をメインに取得するなどポートフォリオの入替を戦略的に実行しているところが高評価です。

賃料交渉も優秀なようで、減免は最小限に、増額できるとことは積極的に交渉し、既存保有施設の収益力向上にも力を入れています

私は今回の第7期資産運用報告を見て、当分は本REITを保有し続けても良いと思いました。

これからも、本法人の4つの戦略「着実な資産規模の拡大」「ポートフォリオの質及び安定性の向上」「堅実な内部成長の実現」「財務戦略・その他施策の実施」に基づき安定した収益を投資家に還元していって欲しいと思います。

REIT投資のおすすめ証券2選

REITを始めるなら以下の2つのネット証券会社での購入をおすすめします。

私は2社とも口座を開設し、愛用しています。

SBI証券
国内最大手のネット証券会社です。
私がメインで使用している証券会社がこのSBI証券です。
購入できるJ-REITの数は60件ほどあります。
購入の際の手数料は国内最安クラスです
評価

 

楽天証券
楽天グループの証券会社です。
口座を開設し運用することで楽天ポイントがもらえるなどのメリットがあります。
楽天クレジットカードで購入することで楽天ポイントを貯めることもできます。
貯まったポイントは投資信託の購入にもつかえます。
購入できるJ-REITは60件前後あり、さらに海外(米国)のREITに投資できる商品も豊富にあります。
こちらも購入の際の手数料は国内最安クラスです。
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