仕事

仕事を与えないはパワハラです。悩んでいる若手会社員へ。

新入社員だが上司から仕事を全然貰えない。
一度交渉はしてみたけれど。
他の同期はバリバリ仕事しているのに。
俺って必要のない人間なのかな。

若手社員で上記のような悩みを抱えている方はいらっしゃらないでしょうか。

仕事をしたいと思って、相談したのにもかかわらず上司から仕事を貰えず毎日仕事場で憂鬱にしている人。

実は過去の私がそうでした。

あなたは必要のない人間ではありませんよ。

仕事を与えないは立派なパワハラです。

私の経験談を交えて対処方法などを紹介していきたいと思います。

・仕事を与えないはパワハラです。
・対処方法。
・必要のない人間などいない。

仕事を与えないはパワハラです。

仕事を与えられない状況

新人社員や若手社員の皆さんで上司からなかなか仕事を与えて貰えず毎日仕事場で手持ち無沙汰にしている人もいるのではないでしょうか。

もちろん入社したてや異動したてだと初めての仕事ばかりになるので、慣らしも兼ねて最初のうちは与えられる仕事が少ないのは当然かもしれません。

ただ、数カ月経ってもいっこうに仕事を上司から貰えなかったり、「仕事を下さい」と交渉したのにも関わらず仕事を貰えない状況になると事態は変わってきます。

私の場合、新人で入った職場で1カ月経っても仕事をほとんど貰えなかったため、上司に直接仕事を下さいと交渉しました。

しかし、それから数日、数カ月と経ってもいっこうに仕事を与えてもらえませんでした。

周りと比較してしまって

仕事を与えられていない状況が続くとほんとに暇ですから、嫌でも周りの人と自分を比較してしまうことになってしまうかもしれません。

私の場合、同期や同年代の人が仕事を貰ってバリバリ働いている姿をみて自分の状況と比較して憂鬱になってしまったことがありました。

「自分は給料泥棒だ」「自分は社会に必要のない人間なのかもしれない」というようなマイナスのことばかり考えてしまうこともありました。勤務中が暇ですので悪い考えも広がってしまいます。

悪口は届くもの

皆さん、だれかに密かに言った悪口というものは自然と当人に伝わるものです。逆もしかりですが。

私の場合、仕事を与えてくれなかった上司が飲み会の席で密かに「〇〇は使えない。」といっていたというのを職場の人づてで聞きました。

私はこれを聞いて正直、さらに落ち込みましたね。

さらに、人事責任者に対して「〇〇は仕事をしない」というようなことも言っていたらしいです。

私はこれを聞いたときに驚きました。「えっ。仕事貰えないのだから仕事をしないのあたりまえじゃね。」と。

仕事を与えないはパワハラです

仕事がありすぎて毎日残業している人からみたら仕事がないというのは最高じゃないかと思われるかも知れません。

しかし、仕事がなさすぎるのも辛いものです。人は会社に出勤している以上、少しでも仕事をしてそれが社会貢献になっていると感じたいものです。

意図的に上司があなたに仕事を与えていない状況があるのならば、それは完全なるパワハラです。

上司は例え性格的にあなたと合わないのだとしても、人事命令であなた以上に給料をもらってその地位についているのですからしっかりと面倒を見る義務があるはずです。

この義務を放置して、さらにあなたを傷つけているのです。

厚生労働省はHPにパワハラの類型と種類として以下の6つの事象を挙げています。

厚生労働省HPより引用

上のイラストの「⑤過小な評価」これがまさにあてはまりますよね。

仕事を与えないは公に認められているパワハラの一種なんです。

対処方法

まずは上司に相談してみる

もしかしたら上司が忙しすぎて部下の様子を見きれていなかったり、新人のあなたに配慮してわざと与える仕事を減らしている可能性もあります。

上司に「仕事を下さい」と相談を持ち掛けることで、あなたの状況に気づいて仕事を増やしてくれることがあるかもしれません。

私の場合は上司に相談をしてみましたが、いっこうに仕事を与えて貰えなかったのでこれでは解決はしませんでした。

完全に私に対して意図的に仕事を与えていませんでしたね。

人事担当に相談してみる

上司に相談してみても状況が変わらない場合は人事担当に相談してみましょう。

少し抵抗があるかもしれませんが、人事担当は職場の人員の管理が仕事ですから相談に乗ってくれるはずです。

問題が深刻だと判断されたら、人事担当の方からあなたの上司に対して注意をしてくれたり、異動の配慮をしてくれるはずです。

私の場合は、この方法により解決しました。

私が相談した人事の方は日頃から私のことをよくみてくださっている方で、理解があったのも幸いして状況が良くなるように尽くしてくれました。

上司に数度勧告をしたのち、状況が良くならなかったので、人事異動のタイミングで私を別の部署へ異動してくださる配慮をいただきました。

転職を視野にいれるのもあり

私の会社は広域的な異動がある環境で、異動が定期的にあったので人事異動のタイミングで上司とお別れをすることができました。

しかし、従業員が十数人という小さな規模の会社では基本的には異動があっても同じ庁舎内ということもあるかもしれません。

そうしたらその会社で勤めている限り上司が辞めない限りずっと嫌な上司を見続けなければなりません。

そういう状況の場合等については別の会社への転職も視野に入れてもいいと思います。

20代での転職相談はここ
マイナビジョブ20’s

職場以外の人との繋がりを大切にする

日頃から職場関係の人間同士だけのコミュニティに偏っていてしまうと、仕事で辛いことがあっても中々相談できずに一人で抱え込んでしまうことになりかねません。

家族や友人、そのほかの人のつながりを大切にし、職場とは切り離して過ごせる環境を持っておくのも大事なことです。

私の場合は社会人スポーツサークルに入っていてそこの人たちとの交流がストレスの解消にも繋がっていました。

社会人サークル募集サイト
スポーツやようよ
ジモティー

最後に 必要のない人間などいない

最後に、もしかしたらこの記事を読んでいる読者の方には過去の私と同じように上司から仕事を与えられず「俺は社会に必要のない人間なのではないだろうか。」というような思いを感じてしまっている人もいるかもしれません。

そんなことはありませんよ。

あなたは社会に必要な人間です。

必要のない人間はこの世の中にいません。

もしかしたら、あなたは少し視野が狭くなっているかもしれません。

もしかしたら近くにあなたを助けてくれる人がいるかもしれません。

職場の中でもあなたを見てくれている人はいるかもしれません。

私は就職前に親戚の叔父さんに「会社に入るとお前を悪く思う人もいる。でもお前を良く思っていてくれる人もいるはずだ。その人を大事にしなさい。」と言われたことがあります。

本当にそのとおりでした。

私に仕事を与えなかった上司。

対して私の悩みを親身になって聞いてくれた人事担当者。

私とお世話になった人事担当者、二人とも異動になってしまって今は別々の場所にいますが、今でも大切な人です。

あなたにもきっと、あなたのことを良く思っている人がいるはずです。

最後にもう一度、あなたは必要のない人間ではありません

今回の記事が少しでも上司から仕事を与えられず悩んでいる人の助けになったら幸いです。

最後まで御覧いただきありがとうございました。

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